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本当にそこまで必要なの?・・・「4原色」の次はなんと「5原色」の液晶パネル? [電化製品]

4Gamer.netさんからの紹介です。

シャープは、RGB(赤緑青)3原色にY(黄)を追加した“4原色”液晶パネルの「クアトロン」を発表し、2010/07月には、同社製液晶テレビ「AQUOS」の新製品として、「クアトロン」を採用したLXシリーズやLVシリーズなどの製品投入を果たし、CMでもずいぶんと見かけていますが・・・

そんなシャープが、SIGGRAPH 2010の「Emerging Technologies」展示セクションで展示していたのは、クアトロンの次に来るはずの?“5原色”液晶パネル「QuintPixel」(クイントピクセル)だったそうですwww


QuintPixel」(クイントピクセル)はRGB+Y(イエロー)の4色に、更に、C:シアン(水色)が加わり、これでRGBYCの5原色ということなるとのこと・・・

実際のパネルを拡大してみてみたのがこちらの映像↓
SHARP-5COLOR-20100730-1.jpg

5原色のわりには、なぜか、RCGRBYと6パターンでの5原色表現となっているようです。

この配列になったのにはいくつかの理由があったとされており、

1つは「白画素を描いたときに不自然な周期パターンが見えないようにする」というもの。
上記の配列だと,隣接する色同士で白を作り出せるようになっているのだそうです。
つまり、白を表現するに間に無点灯の原色があると模様が見えてしまうかもしれないが、この並びならばその心配はないということ。

続いては、「暗い原色と明るい原色とを隣り合わせに配置することで、輝度斑を出にくいようにしたかったから」というものだそうです。

最後の1つは、「6サブピクセルを,3原色パネルのRGBを細かく分解したイメージにしたかった」という理由もあるというそうです。

C(シアン:水色)はG(青)成分を含み、Y(イエロー:黄色)はG(緑)成分を含むので、
RCGRBYの配列は、RBGRBGの配列と色合い的に近いものがあるからということのようです。

それにしても、本来3原色がきっちりと自身の役割を果たすことができていれば不要なはずの第4・第5の画素・・・結局、現状のカラーフィルター・バックライトの不完全差を補うための技術のような気がするのは私だけでしょうか?
従来なら、3ドットの集合として、1画素を表現していたものが、4ドット・5ドットも必要になるということは、液晶の解像度げ4/3倍、5/3倍と必要になるわけで、ドライバーの回路・端子数も同じだけ必要になるわけです^^;

プロ用途ならともかく、民生用にはどうなんだろう?・・・と思えてしまいますね^^;

元記事でも、「短期的には民生向けで製品化される予定はないとのことだが、色を取り扱うプロフェッショナル用途に向けての製品化は考えられているとのことだ。」ということでしたので、発表の場も考えれば、現状のカラーフィルター・バックライト性能を前提とした場合での色再現性のひとつの可能性の発表として認識しておく程度でよいのかもしれませんねwww

3原色での色再現性と、4~5原色での色再現性の、どちらがトータルコストパフォーマンスがいいかということで、最終的には決着する問題なのでしょう・・・

いったいどうなるんでしょうね?
他社が追随するかどうかがポイントではないかと思いますwww


それでは、また。


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