北森瓦版さんと、The AMD's Cafeさんからの紹介です。

つい先日、GT300のテープアウト(設計完了)が6月、リリースが年内10月との情報があったばかりですが、リリースが、2010年迄遅れそうとの情報がまた入りました。

どちらのサイトでもソースは同じ海外サイトからとなっていますね。
もともとの情報でもテープアウトからリリース迄の期間が短すぎるのではとの憶測もありましたが、40nmプロセスの問題なのか、設計遅れによるものなのかは定かでは無いようです。
TSMCの40nmプロセスそのものは、既にAMDからRadeon HD 4770が発売されていることもあるので、根本的な不具合があるわけではないとは思えますが、4770での消費電力低減が劇的とはいえないような感じでしたので、大規模チップでは深刻な問題となりえるのかも知れませんね。
もしくは、それとは関係ない・あるいは関係のある設計上の遅れなのかも知れません。

今後のトレンドを見ると、CPU事業を持っていないNVIDIAとしては、パッケージ内でのCPU・GPU接続への対応といった意味では、Intel・AMDに対して不利なポジションとなっているわけですから、今のタイミングでのスケジュール遅れは厳しいですね。
今のうちに、PhysXなり、自社のGPUパワーの証明と対応アプリケーションの拡充を図るためにも、ロードマップの明確化と確実な立ち上げが必要なのではないでしょうか?

Windows7もRC版の一般ダウンロードも始まり、DirectX11環境は年末年始辺りにはプラットフォームベースでは立ち上がるでしょう。
もっとも、一番影響のあるであろうゲーム関係は本格的な採用製品が一般的になるには1年程度の猶予が必要になると思われますが、その開発スタートもOS・ハードが揃って初めて本格的にスタートできることになる訳ですから、出遅れは後々尾を引くと思われますので、今一度、開発ロードマップを明確にしてもらいたいですね。
非公式情報ばかりが最近出回っている感じがしますので・・・


それでは、また。